こんにちは、ブログ運営歴3年のてるしむです。
Twitter【@terushimu123】
今日の記事は、
- ブログのジャンルは決まったけど、次は何をやればいいの?
- ブログ始めたいけど、なにを書けばいいのか分からない
- ブログを始める前に予め書く記事の一覧を準備しておきたい
こういった方のために書きました。
この記事では、稼げるブログを運営していくために必須の設計図の作り方をご紹介します。
ブログの設計図をつくるために必要な作業は以下の2つです。
- 独自性のある企画を立てる
- キーワード選定を行い、作成する記事を予め一覧にしておく
まず、ブログに独自性を持たせる必要があります。
例えば、転職に関するブログを作成するにしても、ただ単に転職情報を発信するだけでは読者に興味を持ってもらえません。
独自性を持たせて、読者に読みたいと思ってもらえるような魅力のあるブログをつくる必要があるのです。
そして、これから作成する記事の一覧も必要になります。
いざ記事を書こうと思っても、どんな記事を書けばいいか分かっていなければ作業が進みません。
作成する記事の候補は、機械的に抽出して準備しておくことで作業を効率化できます。
ブログを立ち上げたのはいいものの、どんな記事を書けばいいか分からないという方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
\ブログ運営のロードマップ/
独自性のあるブログ企画を立てる
まずは独自性を持たせて差別化した企画を考えることで、読者の気持ちを惹きつけるブログをつくっていきましょう。
企画例もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
独自性は属性を絞り込むことで出せる
独自性を出すもっとも簡単な方法は、属性を絞っていくことです。
【属性の例】
- 性別
- 年齢
- 家族構成
- 地域
- 仕事
- 役職・立場 など
例えば、年齢なら「20代」や「三十路」といった具合に絞りこんでいきます。
また、仕事や立場なら「フリーター」「ニート」「主婦」などがありますね。
属性はこれ以外にもたくさんあるので、オリジナリティが出せるように色々考えてみましょう。
ギャップを感じさせる内容は目に付く
ギャップを感じさせる内容にすることも、独自性のあるブログづくりに繋がります。
例えば、か弱く見える女性がゴリゴリの格闘技に打ち込んだり重機を操縦したりする姿はギャップを感じますよね。
コワモテの男性がスイーツ作りに没頭していたり、かわいいプードルを飼っている姿も印象的です。
このように、強いギャップを企画に盛り込むことで、読者に見てもらいやすいブログをつくることができます。
ギャップを考えるときのコツ
ギャップを考える時は、一般的なイメージの逆を考えるとアイデアが出やすいです。
【男性のギャップの例】
- 雑 ⇔ 几帳面
- 力強い ⇔ か弱い
- かっこいい ⇔ かわいい
- 仕事一筋 ⇔ 家族第一
- 戦いを好む ⇔ 平和を望む
上の例に当てはまらない男性もたくさんいるよと批判の声が聞こえてきそうですが、まあ例えばの話です。
一般的なイメージの逆の発想をすることで、目につくギャップを見つけることができます。
完璧を求める必要はない
ブログは独自性を出してつくる必要があるといっても、世の中には同じ境遇の人が山ほどいます。
なので、結局はどこかの誰かのブログと企画が被ってしまうのが普通です。
そのため、完璧な独自性を求める必要はありません。
なるべく独自性を出したいところですが、自身の経験によっては難しい場合もあるでしょう。
そういった方は、可能な範囲で独自性を設定すればOKです。
境遇に共感してもらえたり、発信内容が役立つものであればファンになってもらえるので、それなりの内容で企画をつくりましょう。
ブログ企画の例
参考までに、ブログ企画の例を3つご紹介します。
例①:転職情報を発信するブログ
三十路OLが契約社員から正社員として転職できたノウハウを発信するブログ
年齢、性別、仕事・立場を絞り込むことで独自性を出しています。
転職は年齢が上がるごとに難しくなるのが一般的です。
30代という年齢に加え、契約社員から正社員へのキャリアアップを果たしたという部分は、似た境遇の読者なら読んでみたいと思うところではないでしょうか。
例②:子育て情報を発信するブログ
3姉妹を育てるガテン系親父の子育てブログ
ガテン系親父といえば、建設業などで働いているコワモテの男性をイメージしますよね。
そんな方が3人の女の子を育てる過程は興味を引けるでしょう。
同じような境遇の方以外にも、たくさんのファンが付きそうな企画です。
例③:投資情報を発信するブログ
為替ってなに?と聞いてしまう知識ゼロのズボラ主婦が、FXで月利益10万円を目指すブログ
まったくの未経験ジャンルにチャレンジする場合のブログ企画です。
知識ゼロ、ズボラ主婦というところで独自性が出せていますね。
上記の企画の場合、投資に興味はあるけど不安でチャレンジできないという主婦やズボラな性格の主婦が見たいと思うでしょう。
このような未経験ジャンルに挑戦する企画は、例外なく誰でもできるものです。
読者の興味を引けるような経験がないと悩んでいる方にオススメの企画の立て方です。
雑記ブログの場合はプロフィールで独自性を出そう
ジャンルを絞らずにつくる雑記ブログの場合、その特性から企画がつくりづらいです。
しかし、プロフィールやブログを始めた経緯などをしっかりアピールしていくことで、独自性を出すことができます。
雑記ブログとして運営していく場合には、しっかりプロフィールを作り込むようにしましょう。
キーワード選定を行い作成する記事の一覧をつくる
ブログの企画が決まったら、次はキーワード選定を行います。
ネットで調べ物をする際には、検索エンジン(Googleなど)を使って検索することが多いのではないでしょうか。
この時、検索ボックスに色々な「キーワード」を入れて検索するはずです。
ここで言うキーワードとは、これのことをいいます。
ブログの記事作成は、このキーワードをベースに行います。
一定の検索ニーズのあるキーワードを狙って記事を作成することで、記事を書いたのに誰にも読まれないということを防ぐことができるんです。
ここでは、必要なキーワードとそうでないものの見分け方を、いろいろなツールを使って機械的に行う方法をご紹介します。
【事前準備】キーワード選定を行うためのツール一覧
キーワード選定はツールを使い機械的に行います。
ここからの手順で利用する3つのツールについて先に紹介しておくので、まずは登録を済ませておきましょう。
- ラッコキーワード
- Googleキーワードプランナー
- MozBar
ラッコキーワード
ラッコキーワードは検索エンジンで表示される「サジェスト」の一覧を確認するために利用します。
サジェストとは、検索ボックスにキーワードを入れた際に表示される検索候補(画像の赤枠内)のことです。
ラッコキーワードを使うと、何百という数のサジェストを一度に取得することができます。
ちなみに、検索エンジンで利用されているアルゴリズムは、全体の9割がGoogleのものです。
そのため、Google検索のサジェスト一覧を確認することが一般的です。
ラッコキーワード(公式)
Googleキーワードプランナー(Google広告)
Googleキーワードプランナーは「Google広告」内にあるツールです。
キーワードの「検索ボリューム」を調査するために使います。
検索ボリュームとは、指定したキーワードが一定期間にどれくらいの検索回数があるかを表したデータです。
これは「1ヶ月の間に27,100回検索されている」ということだよ!
検索ボリュームが大きいほど、調べたい人が多いキーワードだといえます。
そのため、検索ボリュームの大きい(より多くの読者がいる)キーワードに的を絞って記事を作成することで、ブログへのアクセスを効率的に増やすことができるのです。
なお、利用開始時にはクレジットカードの登録が必要となります。
しかし「広告配信の停止」を行うと無料で使えるので安心してくださいね。
Googleキーワードプランナー(公式)
Googleキーワードプランナーの登録手順を確認
(参考)キーワードプランナーを補完するツール
無料で利用できるGoogleキーワードプランナーですが、弱点があります。
それは「10~100」や「100~1000」のように、検索ボリュームの表示にかなり幅があることです。
一応、これでも月5万円程度を稼ぐなら対応できます。
しかし、より精度の高いデータ(70や380のように10単位)を求めるなら、以下のような有料ツールの利用が必要です。
- Ubersuggest
- ラッコキーワード(有料プラン)
Ubersuggestは、登録後7日は無料で利用できます。
一方、費用が安く済むのは「ラッコキーワード」で、月1,000円ちょっとで利用できるのが魅力です。
MozBar
Mozは、WEBサイトのドメインパワー(ドメインオーソリティ)を調査するために使用します。
ドメインパワーは、サイトが検索エンジンからどれくらい評価されているかを点数で表したものです。
ドメインパワーが高いサイトほど検索エンジンからの評価が高く、検索結果でも上位に表示されやすくなります。
Chromeブラウザに拡張機能「MozBar」を導入することで、検索結果に表示されたサイトのドメインパワーを一括で確認できるのが特徴です。
アカウント登録が必要ですが、こちらも無料で利用できます。
なお、英語表記のみなので、Google翻訳などを利用しながら登録を行いましょう。
MozBar(Google拡張機能)
【STEP1】ラッコキーワードでサジェストを確認
それでは、ここから実際に「キーワード選定」の手順を解説していきます。
まずは、ラッコキーワードを開きましょう。
検索ボックスに調べたいキーワードを入力し、検索ボタンを押します。
「ジャンル名以外のキーワードって何を検索すればいいの?」って方は、先に以下のリンク先の項目を確認してください。
この時、プルダウンメニューは「サジェスト(Google)」でOKです。
すぐに以下のような画面(検索結果)が表示されます。
この例では「転職」に関連したサジェスト(検索候補)の一覧が出ているんです。(黄色枠内)
次に、画面右上の「全キーワードコピー(重複除去)」をクリックします。
そうすると、ここで表示されたサジェストが全てコピーされます。
【STEP2】Googleキーワードプランナーで検索ボリュームをチェック
先ほどコピーしたキーワードのサジェストを、今度はGoogleキーワードプランナーに入力します。
キーワードプランナーを使用することで、それぞれのキーワードの検索ボリュームを確認することができます。
どのページからでも構わないので、まずは画面右上の「ツールと設定」をクリックしましょう。
出てきたメニューの中から「プランニング」→「キーワードプランナー」を選択。
以下のようにキーワードプランナーのページが表示されたら、次は「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリック。
表示されたページの入力欄(赤枠内)に、先ほどラッコキーワードでコピーしたサジェスト一覧を貼り付けます。
そして「開始する」をクリック。
以下のような検索ボリューム(①)が一覧となっている画面が表示されます。
次に、画面右上のダウンロードボタン(②)をクリックすると、プルダウンメニューが表示されます。
“過去のプラン指標”の「.csv」をクリックしてデータをダウンロードしましょう。
データを開くと以下のようなスプレッドシートが表示されるはずです。(こちらの画像は見やすいように幅を調整してあります)
ここで必要なのは、A列「Keyword」とD列「Avg. monthly searches」だけです。
その他は必要ないので、以下のように削除しておくと見やすくなります。
表示されている検索ボリューム(Avg. monthly searches)は平均値となっています。
キーワードプランナーの画面のものとの整合性は以下のとおりです。
キーワード プランナー |
スプレッドシート |
10~100 | 50 |
100~1000 | 500 |
1000~1万 | 5000 |
これで、キーワードプランナーを使った検索ボリュームの調査は完了です。
【STEP3】不要なキーワードを消していく
次のステップは、一覧にしたキーワードから不要なものを消していく作業です。
不要なキーワードの例としては、
- 企画に合わないキーワード
- 検索ボリュームが小さいキーワード
- 重複しているキーワード
などがあります。
一つずつ解説していきます。
企画に合わないキーワード
例えば「ブログ副業で月100万円稼いだサラリーマンが教えるブログ講座」という企画を考えたとしましょう。
この場合、以下のようなものは企画に合わないキーワードとして削除していきます。
【この企画に合わないキーワード例】
- ブログ ジャニーズ
- ブログ 旅行
- ブログ 日記
- ブログ アメブロ
- ブログ村
上記の企画に合ったキーワードは、ブログの始め方や運営方法に関するものです。
一方、企画に合わないキーワード例にあるものは、ジャニーズや旅行について書いているブログを読みたい人が調べるためのキーワードです。
このように、自分の企画に関連したキーワードのみ残し、それ以外の関係ないものは削除していきます。
検査ボリューム数が少ないキーワード
まず、検索ボリューム数が表示されていないもの(10未満のもの)は削除です。
誰にも検索されていないのですから、記事を書いても読んでもらえません。
一方、10~100(平均値50)のものを削除するかどうかは、広告単価によって検討が必要です。
単価が数千円のものを扱う場合は削除せずに残しておきます。
これは、記事が読まれる事が少なくても、高単価のおかげで一定の収益が期待できるからです。
一方、単価が数百円の広告をメインで扱うなら、削除してしまうことをオススメします。
読む人が少ない状況で頑張って記事を書いても、作成の手間ばかりかかって稼げないからです。
自分が扱う広告の単価に応じてキーワードの取捨選択を行いましょう。
重複しているキーワード
サジェストキーワードの一覧を取得するためにラッコキーワードを使ったのなら、基本的に重複キーワードは除かれています。
しかし、以下のような似たキーワードは残ったままなので、こちらを削除していきましょう。
- ブログ 始め方
- ブログ 作り方
- ブログ 開設方法
- ブログ 立上げ手順
- ブログ 立ち上げ手順
これらは言葉が違っていても、意味しているものはすべて同じです。
このような重複はラッコキーワードを使っても残ってしまうので、自分で削除する必要があります。
この時、どのキーワードを残すかについては、検索ボリューム数が一番多いものを残すようにしましょう。
【STEP4】MozBarを使ってキーワードを取捨選択する
STEP4も引き続きキーワードの取捨選択です。
今度はMozBarを使って競合調査を行い、ライバルサイトに勝てるキーワードのみ残す作業を行います。
上位表示されているサイトのドメインパワーが大きい場合、質の高い記事を書いてもそのサイトを抜いて上位に上がるのは難しいです。
効率的にブログを運営するためには、強いライバルのいないキーワードを狙って記事を書く必要があります。
そのためMozBarを使ったキーワードの取捨選択が大切なのです。
難しそうに感じるかもしれませんが、こちらも機械的に行うだけなので問題ありません。
ドメインパワーはGoogleからの信頼性の高さを表しているもので、点数が高いほど上位表示されやすくなるよ!
それでは、実際の手順について解説します。
Chromeブラウザの拡張機能にMozBarを導入できているなら、ブラウザ右上に以下のような「M」のマークがあるはずです。
まずは、こちらをクリックしましょう。
そうすると、以下のようなバーがブラウザ上部に表示されます。
この状態で、これまでに準備してきたキーワードを検索しましょう。
大変だと思うけど、手を抜かずに最後までやり切ろう!
検索を行うと、見慣れないバーと一緒に検索結果が表示されるはずです。
検索結果のバーには2つのデータが表示されています。
- PA:ページオーソリティ
- DA:ドメインオーソリティ
(=ドメインパワー)
PAは記事単位の評価、DAはサイト全体の評価のことを表しています。
大切なのは「DA(ドメインオーソリティ)」の方です。
ライバルのDAが高ければ高いほどGoogleからの評価も高く、記事を書いても勝てない可能性が高くなります。
そして、ここから以下の2点について確認してキーワードを取捨選択していきましょう。
- 検索結果の上位にDA25未満のサイトがない
- 検索結果の上位が企業サイトや有名ブロガーの記事ばかり
検索結果の上位にDA25未満のサイトがない
MozBarで検索結果を確認した際、上位にDA25未満のサイトがないキーワードは削除しましょう。
これは、ライバルサイトが強すぎて、立ち上げ間もないブログでは勝負にならないからです。
私の感覚では、DA25を超えるサイトがある場合は、それより上の順位を取るのはかなり難しいです。
何位までのサイトをチェックすれば良いかは、検索ボリューム数によって異なります。
一応の目安は以下のとおりです。
検索ボリューム数 | 確認する順位 |
100~1000 | 1~5位 |
10~100 | 1~3位 |
検索ボリューム数が多い場合は、順位が低くても一定のアクセスが集まります。
そのため5位くらいまでにDA25未満のサイトがあるなら、記事を書くという判断で良いでしょう。
調査コメントを残すと良い
調査を行ったあとにコメントを残しておくことをオススメします。
私の場合、調査の「評価」と「コメント」を記載して、見直した際に再調査を行う手間を少なくしています。
※例示のために作成したため実際の調査結果とは異なります。
キーワードは莫大なので、時間が経つと調査結果は忘れてしまう場合がほとんどです。
一言メモしておくと全然違いますよ。
検索結果の上位が企業サイトや有名ブロガーの記事ばかり
検索結果の上位が企業サイトや有名ブロガーの記事ばかりのキーワードも、狙わないのが無難です。
特に企業サイトの場合は、記事数が多く規模の大きなサイトが多い傾向にあります。
また、たくさんのライターや運営スタッフを使用している場合も多いため、質の高い記事も豊富です。
そのため勝つことが難しく、避けて通るのが無難だといえます。
チェックの目安は、先ほど使用したのと同じものです。
検索ボリューム数 | 確認する順位 |
100~1000 | 1~5位 |
10~100 | 1~3位 |
上記の順位に個人ブログがないキーワードは、削除しておきます。
ちなみに、企業運営のサイトかどうかの判断基準は、WEBサイトの上部/下部に「運営者情報」がたいてい表示されています。
あとは、サイトデザインの綺麗さや記事数の多さなどで判断するのも一つです。
Q&Aサイトは例外
検索結果の上位に「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」が出てくるキーワードが中にはあるのですが、これは削除の例外です。
このようなQ&Aサイトが上位に出てくるキーワードというのは、実はまだ質の高い記事が書かれていないということなんです。
Yahoo!知恵袋の場合、企業サイトでDA93ですが、調査していたキーワードは削除せずに必ず記事を書くものとして残しておきましょう。
キーワード選定のまとめ
キーワード選定のやり方については以上となります。
一連の作業が終われば記事を書くための準備は完了です。
見ていただいて分かるとおり、それぞれの作業はそれほど難しくありません。
慣れてくれば1キーワード数分で終わります。
ただ、調査するキーワードの数が莫大なはずです。
丸一日どころか、数日かかる場合もあると思います。
しかし、キーワード選定を怠ると集客できないキーワードで記事を書いてしまい、誰にも見てもらえないブログになってしまいます。
そうならないためにも、地味で大変な作業ですが、必ず手を抜かずに作業を進めましょう。
キーワード選定を行う際の注意点
キーワード選定の手順をここまで解説してきましたが、その際の注意点について書いておきます。
精度の高い検索ボリューム調査はできた方がいい
有料のツールが必要になりますが、より精度の高い検索ボリューム調査はできる方がいいです。
なぜなら、ほとんど検索されないキーワードを除けるからです。
ここまで見ていただいて分かる通り、キーワードプランナーでは幅のある検索ボリュームしか分かりません。
10~100(平均値50)となっているキーワードの場合、月間検索数が100の場合もあれば10の場合もあります。
100ならいいのですが、10のキーワードの場合は1ヶ月の間に10回しか検索されないということです。
しかもそれは検索数なので、書いた記事が実際に閲覧される回数はもっと少なくなります。
このような検索ボリュームの小さいキーワードを削除できるように、精度の高い有料ツールの導入をオススメします。
キーワードには3つの種類があることを認識しておく
キーワードには大きく3つの種類があることは覚えておきましょう。
【キーワードの種類】
- ジャンルキーワード
- ジャンル関連キーワード
- 商標キーワード
ジャンルを一つに決めても、キーワードは関連ジャンルにまで及びます。
それぞれのキーワードを洗い出したうえで、キーワード選定の作業を行いましょう。
そうすることでより多くの記事を書くことができ、ブログへのアクセスを増やすことができます。
ここから3つのキーワードについて、その特徴を簡単に解説します。
ジャンルキーワード
ネーミングそのままですが、ジャンルそのもののキーワードです。
- 転職
- ダイエット
- 株式投資
自分が取り組んでいるジャンルそのままなので、思いつかない方はいないはずです。
ジャンル関連キーワード
選んだジャンルと間接的に関連のあるキーワードです。
- 転職:人間関係、待遇、お金ない、スキル
- ダイエット:贅肉、モテない、運動不足、不健康
- 株式投資:資産運用、老後、節約、副業
ジャンル関連キーワードは、主に「悩み」が起点となっているものです。
転職の場合の人間関係でいえば、パワハラ上司や性格の合わない同僚などがイメージでき、その悩みについてのキーワードが該当します。
例えば「パワハラ上司 かわし方」「同僚からの嫌がらせ」などのキーワードです。
商標キーワード
ジャンルに関連した商品やサービスについてのキーワードです。
- 転職:マイナビエージェント、リクナビ
- ダイエット:SOELU、ライザップ、シックスパッド
- 株式投資:SBI証券、PayPay証券
こちらは比較的分かりやすいキーワードだといえるでしょう。
たいてい「ライザップ 口コミ」「ライザップ 料金」のようなキーワードになります。
ニッチなキーワードを探りあてよう!
キーワード選定の極意は、誰も思いつかないようなニッチなキーワードを探し当てることです。
例えば、以下のようなものがあります。
- 新登場した商品・サービス名のキーワード
- 初心者だからこそ調べるキーワード
- 新しく登場した言葉で言い換えたキーワード
新登場した商品・サービス名のキーワード
新しく登場した商品やサービスの商標キーワードは、まだ知っている人が少ないことが多いです。
こういったキーワードは、まだ記事が書かれていないことが多いので、書いた瞬間に上位表示される場合があります。
いち早く情報を手に入れることで、ライバルを出し抜くことが可能です。
初心者だからこそ調べるキーワード
ある程度の知識がある人なら知っているキーワードでも、まったくの初心者には分からないという場合があります。
例えば「キーワード選定」という言葉は、ブログを始める前には知らなかったはずです。
この言葉を知らないときなら、例えば以下のようなキーワードで検索するかもしれません。
- ブログ記事 書くためのコツ
- ブログ なに書けばいいのか
- ブログ 記事ネタの見つけ方
検索時に、ピッタリな言葉が見つからない初心者だからこそ使うキーワードを見つけて、記事を書きましょう。
ちなみに、自分が書こうとしているジャンルのことを知らない友人に、「これ調べるならどういうキーワードで検索する?」と聞いてみるとヒントが得られますよ。
新しく登場した言葉で言い換えたキーワード
言葉は日々、新しいものが生まれています。
日本語としておかしなものでも、検索キーワードとして一定の需要があるものは意外と多いです。
例えば、以下のようなキーワードが挙げられますね。
- 〇〇 メリット → 〇〇しか勝たん
- 〇〇 危険/ダメ/悪い → 〇〇 やめとけ
あえて若者言葉などに置き換えてみると、検索されているキーワードを見つけられることがあります。
書かないと決めたキーワードも後々書く
キーワード選定の際の調査で、ライバルが強いキーワードは削除するとお伝えしました。
削除する理由は、立ち上げたばかりのブログではドメインパワーが低く、検索上位に表示されることが難しいからです。
一方、自分のブログが大きくなりドメインパワーが上がってくれば、一旦削除したキーワードでも勝てる見込みが出てきます。
したがって、今回のキーワード選定で削除したキーワードも、記事を書く時がやってくるということを覚えておきましょう。
まとめ
記事内容の更新以来やブログについてのご相談方は、下記よりご連絡いただければ迅速に対応します。
※勧誘などはいたしません。
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今日は、ブログの企画設定とキーワード選定についてお伝えしました。
ブログを始めるにしても、何をやっていいか分からないままでは行動できません。
その点、設計図(企画の立案とキーワード選定)を作成することで、作業の方向性を定めることができます。
最初にやることを決めてしまえば、あとはやるだけです。
この記事で解説している手順をしっかり守って準備を進めましょう。
それでは今日はここまで。
また次回もよろしくお願いします。